55歳で井川に移住し田舎暮らしを決意!
ブルーベリー農園のご夫婦
「昔からあこがれていたんですよ、田舎暮らし!当時、女房に話したら目を丸くしてびっくりしていましたよ。」と語るのは、10年前(※取材時)に藤枝の街から井川へ移住を決めた岩見惣吉さん。
井川の雑木林を奥さんや仲間達と開拓しながら、55歳のときにログハウスを新築。自慢のログハウスは、奥様と何度も県外に見学に行き決めた、こだわりのフリージアハウス社製です。なんと、現地にロシア人が来て、敷地の隅に仮設住宅を作り短期間で建ててもらったそうです。とてもしっかりした作りのご自慢のログハウスです。
「女房は街に置きっぱなし(笑)気楽なもんですよ!でも時々孫たちと一緒にログハウスにも来てくれますね!なんだかんだ女房も田舎が好きなんですよ。」岩見さんがそう言うと、すかさず「言い出したらきかないんですよ!」と奥様。遊びに来ていた友達の奥様にまで「惣吉は、ホント子供みたいな冒険心を持っているんですよ!」と言われ、岩見さんは苦笑。
地域の行事に参加したり、ご高齢な農家のお手伝いをされて今ではひっぱりだこの岩見さん。地域に頼られる存在です。
地域と人々と調和しながら、悠々自適に井川で暮らす岩見さんの最高の笑顔と人柄が、周りの人たちを幸せにしています。
10年前移住と同時に農家の資格を取得した岩見さん。現在手がけているのがブルーベリーです。たくさんのブルーベリーが敷地内の畑に育っていました。ブルーベリーと言えば「目に優しい」というアントシアニンを含み、健康食品のサプリメントとしても有名です。栽培を始めるにあたっては、雑木林の開墾をしながらの苦労もあったそうです。
「ブルーベリーは育ててみると本当に奥が深いですね。土壌や気温などに左右され、最初はうまく育ちませんでした。それでもめげずにがんばってきた結果、今では、60種類のブルーベリーを育てるまでになりました。」と岩見さん。今では西山平の「アルプスの里」で、岩見さんのブルーベリーが販売されるまでになっています。(2015年は、7月20日頃出荷予定)将来的には、「ブルーベリー狩りなどを催し、お客さんが来てくれれば。」と夢を語っていました。
岩見さんの奥様にも聞きました。
「田舎のいいところですか?セールスマンが来ない。電話が来ない。人がいない。ってところかなぁ(笑)うそうそ。でもね、ある意味ホントなんですよ。人間の本来の生活に戻れるっていうのかなぁ。きれいごとではなく、最近本当にそう思えるようになったんですよ。」そう語る奥様はすっかり井川の住人でした。
街の生活から井川へ移住された岩見さんやそれを支えている奥様の満面の笑みを見ていると、ふと「田舎暮らしもいいものだ。」と思えてきました。
照れながら「奥様の理解があって移住ができている。」としみじみと言われている岩見さんが印象的でした。
「自然の音しか聞こえない生活がしたい。」この夢に挑戦し、奥様の理解を得て、地域と調和している岩見さんは、夢をかなえた人といえるのではないでしょうか?
関連情報:アルプスの里 井川 de 山菜グルメ
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