頼まれると断れないんですよね(笑)
先日、リバウェル井川スキー場で、井川エコツーリズムの企画として「井川高原で凧を揚げよう!」と題したイベントを開催。多くのお子さんが参加してくれたそうです。
「井川エコツーリズム」とは、井川の自然の素晴らしさと、豊かな自然に育まれた歴史・文化を体験してもらうことを目的に作られた協議会です。正式名称は、南アルプス・井川エコツーリズム推進協議会。平成20年度に発足しました。
「食や生活・歴史・文化、自然体験と、様々な角度から井川の魅力を体感できるプログラムを用意し、当初は年間約30の講座を開いていました。しかし近年は、メンバーたちがみんな高齢化してしまいましてね。開催数も減ってきているのが現状です。何とか若い後継者を育成していきたいですね。」と語るのは、会長の鈴木幸一さん。
「井川の四季に魅せられて、折々に訪れるご家族もだんだん増えてきました。もう少し、道が整備されるとうれしいのですが、待望の南アルプスユネスコエコパークの登録が決定しましたのでね、これを機にもっと多くの人々が井川を訪れ、いろんな体験をしてもらって、井川の魅力を知っていただけるとうれしいですね。」と鈴木さんは話します。
また、鈴木さんは、富士見峠を下ったところにある、緑に囲まれたお食事処「じんきち」を経営されています。
店名は、井川に昔から伝わる背負い袋のような携帯用具の名前が由来。両端についている紐を自在に操ることで、ナップサックのように背負ったり、軽いものなら手提げ袋のように提げたり、重たければ工具入れのように担いだりできる「万能カバン」といった趣で、井川の人々の生活の知恵に驚かされました。
メニューのほうは、お蕎麦はもちろん、ラーメンやチャーハンが主なラインナップ。セットメニューもあり、ボリュームもたっぷり。観光地のレストランというより、地元に愛される食堂といった風情です。特製の「辛味噌ラーメン」は、自家製味噌を使用して、豆板醤が溶け込んだ真っ赤なスープが鮮やか。そこに四季折々の新鮮な野菜をふんだんに使った具だくさんのラーメンです。ぜひ一度お試しください。
「井川もみじマラソンの賞品作りを頼まれちゃってね!」といいながら、木で作ったふくろうの親子をひとつひとつ丁寧に仕上げる鈴木さん。
「頼まれると断れないんですよね~(笑)」そういって、いつも笑顔を絶やしません。いつも人のために働くその横顔に、井川の男の優しさを見たような気がしました。
関連情報:じんきち
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