南アルプスの魅力発見!
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高山に広がる別世界NANPUSU

南アルプスの標高およそ2,500m より上部では、厳しい気候によって高木となる樹木は見られません(森林限界)。そのため視界が一気に開け、稜線部や山頂付近では、雲海に浮かぶ南アルプスの極上パノラマを堪能することができます。高山には、日本最南端の氷河地形や周氷河地形が残されており、春から夏にかけては、かわいらしい高山植物のお花畑に出合えるなど、貴重な自然環境を体験することができます。

カール(圏谷)

山に積もった氷河が自らの重みで滑り落ちる際、山の一部を削ることでできた、お椀型の地形で、高山帯でみられる代表的な氷河地形です。

亀甲状土

地中の水分が周期的に凍結や融解を繰り返すことによって多角形が形成され、亀の甲羅のようなかたちになることから、この名がついています。南アルプスでは、茶臼岳から上河内岳へと向かう途中に見られます。

お花畑

シナノキンバイ

高山植物の多くは多年草で花は大きく、短期間でいっせいに開花します。荒々しい高山の景観の中で、そこはまさに癒しスポット。険しい山道を乗り越えてきた登山者をやさしく出迎えてくれます。

ハイマツ

名の通り、地に這うようにして群生し、高さは約1mぐらいにしかなりません。特に風の強い尾根や斜面では丈が低く、数10㎝ほど。餌や隠れ家として、ライチョウの生息には欠かせない植物です。

高山植物保護

気候変動の影響で積雪量が減るなど、ニホンジカが高山帯にまで上ってくるようになり、貴重な高山植物が食べつくされてしまいます。
一度失われた自然は簡単には戻りません。国や自治体、ボランティア団体等が連携して、高山植物を保護する活動に取り組んでいます。

1979年 塩見岳 (増澤武弘)
2010年 塩見岳 (鵜飼一博)
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