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　2日目は、爽やかな朝を迎えた。

　朝7時頃に起床した一家は、朝食の準備に取り掛かる。パンを切り、野菜とチーズを温める。朝食はチーズフォンデュだ。

　朝食後は、キャンプ場内で楽しめるアクティビティのカヌーを体験。

　カヌーには2人1組で乗る。吉村家は、父と兄組、母と弟組に分かれて順番に体験。スタッフから簡単にカヌーの漕ぎ方を教わり、まずは父と兄組がカヌーに乗る。最初は慣れない様子だったが、すぐに上手く漕げるようになり、池をまっすぐ進んで行く。途中、橋の下を通ったりカーブに差し掛かったり。乗り場に戻ってきたら母と弟組と交代して楽しんだ。兄弟達がとても楽しみにしていたカヌー体験。体験後は、また乗りたいと感想を述べてくれた。

　カヌーは1組30分（500円）で体験ができる。ライフジャケットとヘルメットも料金に含まれる。小さな子どもが居る家族も気軽に安全に楽しめるアクティビティだ。

　昨日訪れた井川ビジターセンターで、井川湖で渡船に乗れるという話を聞いた。本日は快晴で、絶好の渡船日和。カヌー体験後にテントを撤収し、キャンプ場を離れ井川本村の渡船場へ向かった。

　丁度、船上音楽会が開催されていたが、今回は、井川本村から井川ダムまでの定期的に運行されている渡船に乗船。

　今年（2021年）の井川湖は非常に状態が良く、エメラルドグリーンだ。エメラルドグリーンの湖面と青空の下、井川ダムまでの15分あまりの船上体験をする。

　湖面上ともなると流石に風も涼しく快適だ。山の緑、湖面のエメラルドグリーン、空の青の中、自然に囲まれた井川の街を遠望できる。情緒のある昔懐かしいレトロな船と相まってノスタルジーな余韻に浸る事ができる。船に乗っていると景観に圧倒されて、言葉を失う感さえある。

　吉村家の兄弟達も乗船体験に大喜びしながら、周囲の景観に見入っていた。

　やがて井川ダムに着き下船。15分程待ち、同じ航路に沿って井川本村に帰還する。行きの景色と向きが異なるため、また、違う景色が楽しめた。

　井川湖渡船は、無料で乗船ができる。秋の紅葉の時期は、周りの山々が赤や黄色に色づき自然の景観美を楽しむことができ、子どもから大人まで大人気のアクティビティだ。この他、船上ではお茶会なども時期により開催されるなど、様々なイベントがある。井川訪問時には、渡船も是非体験したい。

　渡船が終わると早くも昼食の時間帯に。アルプスの里で昼食。子ども達は、人気のダムカレーを注文。デザートには「とうもろこしプリン」を。子ども達に人気のダムカレー以外にも、地場で取れた野菜を天ぷらにした天ぷらそばなどもあり、井川のお母さん達の味を楽しめる。

　昼食後は、今回のキャンプ旅で最後の訪問先である中部電力井川展示館へ。井川ダム建設時の状況が分かる映像や水力発電のしくみなどが詳細に説明されている。訪問すると「ダムカード」ももらえる。兄弟達は、ダムの構造などに興味津々。先程、渡船で通って来た下に村が沈んでいるという事が不思議そうであった。

今回の体験はいかがでしたか？

大満足、家族みんなで楽しめました！同じ県内、市内でありながらほとんど知ることのない南アルプス井川の魅力を堪能出来ました。想像していた以上に楽しめる場所が多く(カヌーも吊り橋も渡船もダムも廃線もトンネルも！)是非また訪れたいなと思いました。

ご家族で、今回一番楽しみにされていたことは何でしょうか？

子供たちとカヌーをとても楽しみにしていました。キャンプとダム見学、展示館も歴史を知れて良かったです。

井川オートキャンプ場はいかがでしたか？

カヌー体験は他のキャンプ場にないイベントでとても楽しめました。また受付にいらっしゃったスタッフの方がお風呂場の忘れ物を届けてくれたり、お野菜を頂いたりととても楽しく気持ち良く過ごせました。ズッキーニ美味しかったです！
兄弟：めっちゃ楽しかった！またカヌー乗りたい！ぬるぬる温泉最高ー！

今度、井川に来られる時チャレンジ（体験）してみたいことはあるでしょうか？

秋の紅葉の中を散策したり渡船にもまた乗りたいです。ダムの中にも入ってみたいです。白樺荘の温泉も、ジビエも、もう一回カヌーにも！

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今回は、1泊2日でキャンプ、温泉、花火、カヌー・渡船体験、展示館見学と様々な体験をした。井川で過ごした2日間は、吉村家の夏の良い思い出となったようだ。自然の中で、家族や仲間達と特別な時間を過ごせる井川オートキャンプ場。井川の人気スポットであることが得心できた。