イベント情報Event information
『初めての南アルプス南部登山』
椹島(さわらじま)から
千枚岳(せんまいだけ)
(2,880m)を目指す!
見晴台から
千枚小屋を目指す!
(ランチ~千枚小屋編)
昼食後、このコースの見どころの一つ、『駒鳥池』を目指した。例年のこの時期だと紅葉を楽しめるのだが、今年(2019年)は、10月に入っても気温が高く紅葉を楽しめるほど色づいていなかった。とはいえ、森林の中を歩いていくのは非常に気持ちよい。駒鳥池に行く途中には、昔、木馬(ソリの一種)を使って木材を運んだという標識があった。
ただ歩くだけでも体力を使う山道だが、昔の人々は、この山深いところから木を切り出して、材木を乗せた木馬を3km先まで人力で曳き出したというから、その体力には脱帽だ。木々に覆われた道をしばらく行くと、『駒鳥池』の標識があった。ルートを少しそれて、駒鳥池の方に行ってみた。
そこは、まさに原生の池そのもので、有名なアニメに出てくるような世界。南アルプスの湧水でできたこの池は、訪問時には水が少なく紅葉も無かったが、条件が良いと色鮮やかな落葉が水面に浮かび幻想的な景色になるそうだ。大きな木の幹が横たわっているが、これも自然な倒木であり、池の中に吊り橋が架かっているようだった。
光の条件などが良いのは午前中とのこと。条件が整えばさらに幻想的な雰囲気になりそうだ。名画で有名な、御射ヶ池(みしゃかいけ)にも匹敵する景色が、ここでも見られるかもしれない。
駒鳥池を後にして、千枚小屋まで約1時間余りの登山。標高2,500mの標識が見えたところで、千枚小屋までもう一息。