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ヒヨンドリhistory and culture

ヒヨンドリ

井川最奥の集落、小河内地区に伝わる正月行事です。起源は定かではありませんが、地元ではイセソーホーなる人物が曲物(まげもの)の製作技術と共にこの行事を伝えたとされています。

元旦の早朝、頭屋(現在は公民館)に集合した人々が提灯を片手に村内を一周し、昔はムラで唯一の共同水場であった井戸に向かいます。頭屋と井戸の前では、独特の節回しに特徴のあるヒヨンドリの唄を音頭取りが納めます。唄の内容は火伏せを中心にムラの安泰、家内安全を祈るものなどで構成されています。

ヒヨンドリと称する行事は、大井川、天竜川流域を中心に様々な形で伝承されていますが、静岡市内では小河内地区にだけ残る貴重な行事です。

(静岡市地域登録文化財)
●出典「南アルプス学・概論(改定版)2010年3月:静岡市」より

 

 

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