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静岡市内の高校生による
南アルプス高山植物保護セミナーが開催されました。
南アルプスの自然環境について学び、保全活動の普及啓発を目的とする高校生対象の『南アルプス高山植物保護セミナー』。今回は聖光学院高校、静岡雙葉高校、静岡高校、清水東高校の4校から計15名が参加し、8月21日から23日まで2泊3日の行程で、南アルプスの千枚小屋周辺で現地セミナーが開催されました。
1日目は、井川住民によるまち歩きガイドで井川の歴史や文化を紹介。その後、南アルプスユネスコエコパークミュージアムを見学し、南アルプスの入口である井川地区の特色や南アルプスの環境保全について理解を深めました。静岡市に住んでいても井川のことはあまり知らなかったという生徒が多く、ガイドに質問したり、シアターの映像を興味深く観る姿が目立ちました。
2日目は、まず駒鳥池から千枚小屋までの登山道で、静岡大学の増澤教授からシラビソ、ハイマツ、トウヒ、ツガなどの生育循環について解説があり、亜高山帯の常緑針葉樹林の役割や保護の必要性を学びました。
千枚小屋に到着後、そこから約2時間かけて千枚岳山頂(2,880m)を目指し、さらに丸山山頂(3,032m)へ。アップダウンを繰り返し、切り立った尾根道もありましたが、みんな元気に登頂することができました。残念ながらライチョウは姿を見せることはありませんでしたが、運よくホンドオコジョを見た生徒たちもいたようです。
千枚岳への登山道を行く生徒たち
千枚岳山頂と赤石岳の眺望
千枚岳山頂
千枚岳から丸山山頂へ
丸山山頂からの大パノラマを背に昼食を楽しみました
そして午後は千枚小屋まで下山し、増澤教授の指導で小屋周辺の防鹿柵内外の植生調査を実施。約1㎡の囲み(コドラート)を作り、防鹿柵の内側、外側にある植物の被度と群度を比較しました。それぞれの植生の違いや鹿の好む植物、好まない植物などを確認しました。
コドラート内の植生を解説する増澤教授
3日目は、早朝6時40分から防鹿柵設置を開始。千枚小屋と月光荘の間に平成26年度のセミナーで設置した防鹿柵を今年度は拡張しました。千枚小屋周辺では、毎年高山植物保護セミナーで、高校生の力で柵を設置し、オオビランジをはじめとした様々な高山植物を保護しています。作業は特殊東海フォレストの社員がサポートし、残したい植物を踏みつけないように注意しながら、皆、真剣な表情で作業に取り組んでいました。登山、植生調査、防鹿柵の設置など内容が盛りだくさんのセミナーでしたが、さまざまな体験を通して、学校や学年の枠を超えて親交が深まり、無事、全行程を修了することができました。
千枚小屋前庭からの来光
千枚小屋
ポールの打ち込み作業
ポールに網を取り付ける様子
完成目前の防鹿柵





















ライチョウってどんな鳥?





