登山前 4つの点検

② 計画立案

 地形図を眺めて、どこから登ってどこに下ろうというようにコースを決めます。
どんな仲間と登るか、メンバー構成も重要な要素です。単独登山は避けましょう。
尾根道なら登山道がどんな傾斜で、歩いて何時間くらいかかりそうだとか、沢筋ならどんな形状の沢か大体の地形はつかめます。地形図を眺め実際の山の姿が浮かんでくるほどの読図力がつけば、登山のスキルも上がります。

地形図にはたくさんの情報がある

 登山用地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図を使います。
この地形図では①位置と高さ、②地点間の水平距離と高低差、③地点間の実際の直線距離と傾斜、④斜面の角度、⑤地点間の道のり、⑥区域の面積、⑦地表面の様子(植生、岩、砂礫など)が判ります。その他、地図には決まり事の記号とデータとしての標高基準、磁針偏差(磁北線編角度)があります。

 また、登山の3日前からの天気予報に注意をはらい、登山期間中の天気を把握しましょう。